バルトレックスの効果と正しい服用方法

バルトレックスを飲む女性バルトレックスは、バラシクロビル塩酸塩を主成分として1987年にイギリスのグラクソ・スミスクラインより製造販売され、2013年12月に医薬成分に関する特許期間が切れ、現在では国内外の製薬メーカーからジェネリック医薬品が数多く製造販売されています。バルトレックスはDNAポリメラーゼ阻害効果とDNA合成阻害効果により、口唇ヘルペスを引き起こし単純ヘルペスウイルス1型や性器ヘルペスを引き起こす単純ヘルペスウイルス2型、水痘・帯状疱疹ウイルスの増殖を抑制する事により体内のウイルスを死滅させる効果を発揮します。

バルトレックスのDNA合成阻害効果は、主成分バラシクロビルが肝臓でアシクロビルとバリンに加水分解され、更にウイルスと人間の酵素チミジンキナーゼによってアシクロビル3リン酸にリン酸化されます。アシクロビル3リン酸は、分子構造が酷似しているウイルスの核酸ヌクレオシド3リン酸と置換する事でDNAプライマーの形成を阻害し、ウイルスのDNA合成を阻害する事によりウイルスを死滅させる効果を発揮します。

バルトレックスのDNAポリメラーゼ阻害効果は、2重のDNA鎖の1本DNA鎖に対応する塩基配列のDNA鎖を生合成する酵素DNAポリメラーゼの働きを阻害する事でDNA複製及びウイルスの増殖を抑制し、ウイルスを死滅させる効果を発揮します。DNAポリメラーゼは、神経節の細胞内に潜伏感染している休眠状態のヘルペスウイルスの環状構造のDNAを正常なDNA構造に戻し再活性化する効果があり、DNAポリメラーゼ阻害効果により再発を抑制出来るとして再発抑制治療が行われています。

バルトレックスの服用方法は、性器ヘルペスや口唇ヘルペスの場合力価500mgのバラシクロビルを1日2回服用し、服用期間は5日間~10日間とされています。性器ヘルペスの再発抑制治療の服用方法は、力価500mgのバラシクロビルを1日1回の服用し、服用期間は2カ月~最大1年間で、帯状疱疹の服用方法は、力価500mgのバラシクロビルを1日3回服用し、服用期間は10日間とされています。水痘の服用方法は、力価500mgのバラシクロビルを1日3回服用し、服用期間は7日間です。

バルトレックスは、食事による影響がほとんど無いので食前食後の制限はありませんが、胃腸の弱い方は食後の服用が無難です。飲み忘れた時は、気づいた時点で服用しますが、次の服用タイミングが迫っている時はスケジュール通りに次の食前もしくは食後に1回分を服用し通常の服用サイクルに戻します。

バルトレックスでも治療出来ないヘルペスはある?

バルトレックスは、一般的に1日2回~3回の服用を5日間~10日間継続する事で症状が鎮静化しますが、バルトレックスはバイオアベイラビリティが高いので水疱や膿疱、潰瘍などの症状の消失が早く、感染患者が自己判断で服用を中断してしまう事が多くあります。服用の中断は、三叉神経節や腰髄神経節、仙髄神経節などの神経節の奥深くに潜伏感染しているヘルペスウイルスを休眠状態に追い込みきれて無かったり、体内のヘルペスウイルス増殖抑制も不十分だったりする事が多く、再発させてしまうだけで無く、ヘルペスウイルスに耐性を持たせてしまう事があります。

バルトレックスは、主成分バラシクロビルが肝臓でアシクロビルとバリンに分解され、アシクロビルがヘルペスウイルスの1%を構成する酵素チミジンキナーゼによりアシクロビル1リン酸にリン酸化されます。自己判断による服用の中断は、酵素チミジンキナーゼが欠損しているヘルペスウイルスへの突然変異を誘発し、ヘルペスウイルスにバルトレックスへの耐性を持たせてしまいます。

バルトレックスは、DNAの再活性化や複製に必要とされる酵素DNAポリメラーゼに作用する事でウイルスの増殖を抑制しますが、自己判断による服用の中断は酵素DNAポリメラーゼに突然変異を誘発する事となります。バルトレックスは、突然変異したDNAポリメラーゼに対して阻害効果を発揮する事が出来ず、ヘルペスウイルスへの治療効果が無くなってしまいます。

バルトレックスは病院でも処方されますすが、バルトレックの効果を通販で購入して確かめることもできます。自己判断による服用の中断には細心の注意を払いながら改善に向かいましょう。